遺跡本山観心寺


観心寺(撮影・廣田勇介 / 嗚呼版太平記)
観心寺(撮影・廣田勇介 / 嗚呼版太平記)

 

 展示会場となる観心寺は、文武天皇の大宝元年(701年)、役小角によって開かれ、雲心寺と呼ばれていました。

 

その後、平安時代の初め大同三年(808年)に弘法大師空海が

訪ねられた時、境内に北斗七星を勧請され、弘仁六年(815年) 衆生の除厄のために本尊如意輪観音菩薩(現・国宝指定)

を刻まれて寺号を観心寺と改称されました。

  

 また、南北朝時代においては、楠木家の菩提寺と知られ、

楠木正成も幼少の頃、今も境内に残る中院において、

仏道、学問に励まれたとの記録が残っています。

 

湊川合戦の後、送られてきた父の首と息子楠木正行が対面したのも、この中院と言われています。

 

境内には、楠木正成の首塚、後村上天皇の御陵など、

 南北朝関連の史跡が数多く残されています。

 

 


展示会場について


嗚呼版太平記
作品名 / 楠公生誕, サイズ / B1, ライトジェットプリント 撮影/廣田勇介

 

 展示のメイン会場は、重要文化財指定の観心寺槇本院となります。

 

重要文化財に指定され、徳川家達、山岡鉄舟など名だたる武士たちの書画が展示されている書院に、現代写真を融合。

 

 

インスタレーション、空間デザインに関しては、

京都大学研究員で新進気鋭の建築デザイナー・安田渓氏に依頼をしました。

観心寺建掛塔
観心寺建掛塔

 

サブの会場としては、観心寺建掛塔の側面をおかりしました。

 

立掛塔は本来、三重塔として建設される予定でしたが、

発願者の楠木正成が湊川合戦で討ち死をされたため、

建てかけられたままとなっている塔です。

 

内部には、太平記の名場面、

「湊川合戦ノ事」をイメージしたBO大判サイズの写真を

展示いたしました。

 


創作精進料理KU-RI

(C)観心寺プロジェクト
(C)観心寺プロジェクト

 

❏観心寺創作精進料理 Kuri

 

観心寺の庫裏(KU-RI)

観心寺の庫裏は、観心寺の子院、槙本院の台所として江戸時代初期、約400年前に建てられました。

現在は創作精進料理KU-RIとしてリニューアルされ、雑誌、テレビなど様々なメディアに紹介され、広く親しまれています。

 

写真展期間中は、オリジナル精進カレーのみ特別価格(1500円)にてご提供予定です。

 

(※小学生以下のお子様はご遠慮頂いております。)


交通のご案内


所在地

〒586-0053

大阪府河内長野市寺元475

 

電話:0721(62)2134

FAX:0721(62)2133

 

電車・バス・タクシーの場合

・南海高野線及び近鉄長野線「河内長野駅」から南海バス小深線「金剛山ロープウェイ前行」

「石見川行」か、小吹台団地線「小吹台行」に乗車、 バス停留所「観心寺」下車

・三日市町駅からは観心寺行きはありません

・タクシー乗り場は、河内長野駅・三日市町駅前共にあり

 

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